2013/11/16
本日(2013.11.16)、愛知東邦大学の寺島ゼミとゼミ討論会を行いました。初めての他流試合。テーマ設定も、準備学習も、取りまとめも、司会も討論会に向けた全ての準備をゼミ生達が主体的に行いました。
テーマは「アベノミクスと不労所得」。鵜飼ゼミより「アベノミクス」が、寺島ゼミより「不労所得」の提案があり、意識して2テーマを合体させ、学生たちが仮説を構築することを狙いました。
討論は、アベノミクスの影響を中心に論陣を張る鵜飼ゼミ、不労所得に重きを置き論陣を張る寺島ゼミ、の様相。はじめは初対面でもあり、お互いに手探りで始めり、半ば頃より、歯に衣着せぬ意見が出てきました。
内容はさておき、今回、一連の議論を聞き、人生観・政府観の違いが両大学を大きく分けていたと気づきました。政策への理解、下地とする理論の理解「以前」の問題が極めて大切であることを、改めて学ぶ機会にもなりました。私の主観も交え強調して言えば、「アベノミクスだけでなく、政府の対策を信じない。だから、他人が(誰かが)何かをしてくれると期待するのではなく、収入を得るべく自らできることをする」寺島ゼミ。「アベノミクスの手順には疑問を呈しつつも、成長戦略の狙いを認め、当事者として(企業家や従業員として)日本全体の成長を志向する」鵜飼ゼミ。
どこからこのスタンスの違いが来るのか?確実に言えるのは、指導教員2名の個性からではないこと。果たして・・・。寺島先生ともっと深く語り合ってみたいと思う。