2010/02/02
愛知学院大学経営学部の起業家教育の一環で、昨年の4月よりバーチャルカンパニーとして取り組んできた『㈱プロジェクトBox』が、第7回キャンパスベンチャーグランプリ中部で奨励賞を受賞しました。写真は、2月2日、マリオット・アソシア・ホテルで行われた表彰式の模様です。珍しく緊張している様子がうかがえます。
㈱プロジェクトBoxは、経営学部の学生6名の発案で始まりました。企画をプレゼンした企業の中から、㈱丸銭屋、アスカテック㈱、池谷紙工の3社の協力やアドバイスを受け、プロトタイプ商品『シャツBox』を開発しました。このシャツBoxは、「災害時に服が手に入り辛く、水も不足し洗濯もできない状況の中、衣食住の「衣」の面で災害の不自由を減らせることができないかと考え、ポータブル性に優れ、抗菌消臭効果や感染症の拡大防止も併せ持つ商品」で、市町村の備蓄倉庫に保管される事を考え行政や防災意識の高い一般の方々を主な対象としています。
簡単に概要を説明すると(『シャツBOX商品説明』 )、次の通りです。
・持ち運び保管が便利 ティッシュBOXからTシャツがでる仕組み
・災害時等の衛生状況の悪さに対応 光触媒と銀メタルを利用した抗菌消臭作用
・視覚作用にも配慮 心理的におちつく色を選択
表彰式後に審査委員の方々とお話をさせていただき、次のような示唆を得ました。
①発想・アイデアは良い一方で、技術情報を始め専門的な知識の理解が十分ではない点が気になる。場合によっては間違って理解してしまっていることもある。
②高い問題意識と強い想いは評価するが、もっともっと市場のニーズに裏打ちされた事業計画であるべきだ。
次年度に向け反省すると同時によりよい指導につなげていきたいと思います。改めて審査員の皆様に御礼申し上げます。